タクミです。
カンボジアについて、今日は道路事情を紹介します。
カンボジアは近年だいぶ豊かになってきたようですが、まだ大半の人にとって車は手の届かない贅沢品です。
多くの人はバイクを生活の足としています。
50ccから150ccくらいのミニバイクがほとんどで、スーパーカブなど、日本の物は壊れにくく人気です。
いっぽう農村部では自転車ですら買えず、片道何時間も歩いて学校に通う子どもも未だ珍しくありません。
それでも都心はバイクと車で溢れかえっていますが、交通事情は無秩序で、日本から来るとびっくりします。
信号はあってないようなもの、逆走も普通、ノーヘル3人乗り4人乗りはあたりまえ…
例えば、日本では近くでクラクションが鳴るとびっくりしますよね?
けれどプノンペンで1時間も歩けば、クラクション慣れてしまいます。10数える間にクラクションが鳴らないことの方が稀なためです。
道を渡るときは、バイクの間を縫うように通ります。
これも初めはたじろぐのですが、慣れればタイミングと度胸が掴めるのです。
けれど慣れだけで対処できれば、事故は起こりません。
カンボジアは重大な交通事故が多発していますし、政府も対応に躍起になっています。
日本の交通秩序と、それを支える個人の意識はあたりまえものではありません。
決して短くない年月をかけて、先人の知恵に学びながら制度化し浸透させたものです。
私たちもその担い手としての行動が重要ですね。